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教育目標
「生きる力をはぐくむ」
教育目標の実現に向けて、5つの柱を設定して具現化しています
- 健康な体
- 豊かな心
- 人とかかわる力
- やり遂げる力
- 適応する力
子どもたちには分かりやすい言葉で話しています
- 元気いっぱい 夢いっぱい 友達いっぱい 笑顔かがやく 調布の子
1.
健康な体
健康な体は健康な心と共にあります。健康で安全な生活に必要な習慣や態度を身に付け明るく伸び伸びと行動し、充実感のもてる生活ができるように、本園の広い環境を十分に生かした活動を組み立てています。また、自分のことは自分でできるようになる喜びを感じながら基本的な生活習慣を身に付けます。
園庭の他に広いグランドがあり、毎日戸外に出て体を動かして遊び、遊びの中に盛り込まれた運動的な活動を通して体を鍛え、スキルの向上に繋げます。そして、勝敗やルールのある運動遊びでは、勝った嬉しさや負けた悔しさなどいろいろな感情体験もしながら心身ともに健康な体づくりを行っていきます。
さらに、敷地内にある『こどもの畑』での栽培活動が食への関心を高め、栽培した作物を食べてみたいと思う気持ちを高めています。



2.
豊かな心
一人一人が自分の思いや考えを十分に発揮できるように、まずは教師との信頼関係を築くことを大切にしています。その中で、して良いことや悪いことがあることに気付き、自分で考えながら行動できるような援助を行っています。
また、敷地内の『こどもの畑』やプランターでの栽培物、花壇の花々など自然とのかかわりを通して、 子どもたちに感性豊かな心を育みます。『こどもの畑』では畝作りから体験し、ジャガイモ、サツマイモ、ソラマメ、ダイコン等、年間通して様々な野菜を育てています。さらに、『こどもの畑』にはたくさんの虫も遊びにきます。水やりの際、畑の端の草花摘み、虫取りなども楽しみます。園内で飼育しているアゲハやカブトムシの幼虫、金魚やメダカなども含め、身近な生き物とのかかわりを通して命の不思議さや大切さを感じる機会となっています。
季節ごとの自然現象には教師自ら関心をもち、子どもと一緒に霜柱やバケツの水にできた氷などの自然現象を見たり触れたり、自分たちも試したりしながら科学的な目、知的好奇心を育てています。
さらに絵本や童話などを通して感動体験や疑似体験ができる時間も大切にしています。



3.
人とかかわる力
幼稚園は集団生活の場です。身近な教師や友達とのかかわりは子どもたちのコミュニケーション力を高めることに繋がります。まずは、身近な人と親しみ、かかわりを深め、愛情や信頼感をもてるようにします。
友達とは積極的にかかわりながら、遊びや活動の中で喜びや悲しみを共感できるように、友達の気持ちに気付いたり、自分の気持ちも伝えたりしながら関係性を深めていきます。時には意見の違いが起きることもありますが、お互いに気持ちの折り合いをつけながら、人とのかかわり方について学んでいきます。また、約束事やきまりがあることが分かるようになり、善悪の判断や規範意識が身に付くような援助も行っています。
異年齢でのかかわりでは、一緒に遊んだり活動したりする場や機会を設け、年長の子への憧れの気持ちをもったり、年下の子へ優しく接しようとする思いやりの心が育まれるようにしています。
また、地域の消防署や警察署などに見学に出かけ、地域の中で活躍し多くの人を助けてくださっていることを知る機会も設けています。多くの人に支えて頂いたりお世話になったりしていることを知り、地域の中の一員であることに気が付けるような活動にも力を入れています。



4.
やり遂げる力
主体的に遊びを進める中で、自分のめあてをもち、試したり工夫したりして試行錯誤しながら遊ぶことで遊びへの充実感や満足感を味わい、自分がやってみたいことが実現できたことは達成感を味わい、自己肯定感の高まりに繋がります。充実し、満足できた遊びの後の片付けは満足感からスムーズになり、翌日への期待感にもなります。
また、運動会や発表会などの行事では、めあてに向かってクラスや学年で力を合わせて最後までやり遂げられるように、当日までのプロセスを大切にしています。
教師は、一人一人がめあてに向かって取り組んだり、仲間と一緒に試行錯誤したりしながら努力すれば達成できることを知る機会を設け、子どもたちの遊びや活動を支える縁の下の力持ちとしての役割を担います。



5.
適応する力
新しい体験に対して意欲をもって取り組めるようにするために、生活や遊びに必要な技能のスキルが高まるような援助を行っています。年齢や発達に合わせた課題を活動の中にちりばめることで、活動に取り組んでいるうちに技能の習得に繋がり、自分で乗り越えていく力を付け、自信に繋がります。
また、人の話を聞いて理解し、周りの状況を見て行動できるようになると、仲間と協力しようとする協調性を育み、新しい体験や様々な状況に自分からかかわり適応する力が高まっていきます。また、その中で言葉や文字で表現する機会をつくり、文字への関心を高めたり、遊びや栽培活動をきっかけに数や大きさ、量、形などにも関心を高めたりする機会にもしています。


